幸せを諦めないひとになりたい

 

新しいセーターを買った。冬支度のチャイムが頭に鳴り響いた早朝に「買いに行こう。」

 

物事の決め手は、あくまでも自分の中に湧く思考でありたいと思っている。

 

 

その日は最低気温8℃、いきなり深夜に泊まりに来るろくでもないアイツみたいなタイミングでやってきた気候、

朝のTVの中、綺麗なアナウンサーのお姉さんがとっても似合ったセーターを着てたこと、

ふらっと入った1パチでの思わぬ収入、

 

まあ実際のところきっかけはこんな感じ。

 

SACRAの柔らかな生地と鮮やかな発色のセーターに想いを募らせる日々が続いていた。

もうとにかくこれを着て、街を歩きたいのだ。

 

 

ーーーーーーーーーからすかあで夜があけてーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

手に入れてしまった。よく手入れされたドクターマーチンを履きこなす店員さんにも後押しされた。こんにちは、わたしのセーター。纏って纏って、世界一幸せなセーターにしてあげよう。

 

深紅の油絵の具に、一滴のブルーをいれたような、そんな色。

遅咲きでも自分らしく色づく姿で、10月末のわたしに何を語るわけでもなく勇気をくれたあのコスモスのような色。

去年の誕生日プレゼントに「似合うと思って。」と友達のくれたBOBBYBROWNのリップに似た色。きっと着るたびに、奮い立たせて勇気をくれるこの色のセーター。

 

決して身分相応の値段ではない。Made in ジャパン なんて手間とかひまとか、なんかもう色々かかっていてそりゃもう高級品。

 

幸せはシワ寄せとの掛け合いよー!だからいいのかも、悪いのかもなんてわからない!

母のなにげないLINEがこんな時に胸を刺してきた。

 

 

 

それでもわたしは幸せを諦めないひとでありたい。

 

 

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